公式トレーニングの日から高級ホテルに移動した。 私は前日、審査員会議の際にすでにホテルを訪れている。トレーニングジム、サウナ、プールなどのフィットネス施設、11階の展望レストラン、バーなどの設備がある。それらを利用することができれば良かったのだが、毎日ビデオ撮影に追われて、利用できたのは、競技最終日、帰国前日の夜だけだった。
プールは屋内と屋外があり、屋内プールはジャグジーのようで、水着着用のスパという印象。屋外プールは、泳ぎ続けている人が何人かいて、フィットネス用。この施設は、ホテルの2階にあって、路上からは見えない仕組みになっているが、部屋からは良く見えた。
日曜に利用した際、係りの女性から親切に教えられたが、プール側の施設は水着着用、サウナ側の施設は水着を着用しないことになっていた。サウナには、スチームサウナ、フィンランド式サウナ、岩盤浴、死海スパ(体が浮く)など、さまざまなサウナがあり、男女混浴で利用されていた。年配の方もいたが、若い人も多かった。この施設を利用できること自体がひとつのステータスのような印象を受けた。
私は主にプールとフィンランド式サウナを使ったが、タオルを尻の下に敷くように同席した女性から助言された。サウナの外で、裸で体を冷やす人は部屋の窓からもよく見え、女の子たちが騒ぎながら撮影していた。サウナエリアには、専用のエレベーターで部屋から直接行くことができる。
水着やバスローブのまま、行ける。エレベーターなどには、センサーが設置されていて、ルームキーカードをかざさないと動作しないようになっていて、セキュリティーが保たれている。ホテル内に知り合いが一人いれば、利用できるだろうが、、、
部屋は広かった。狭いユースから変わったので、その印象は特に強かった。しかし、日本のホテルの感覚からすれば、ずれているところもあった。まず、部屋に湯沸しが無かった。コーヒーをよく飲む私にはつらかった。仕方が無いので、毎朝フロント横においてあるコーヒーメーカーを利用した。
1杯、1.5ユーロ エスプレッソのダブルがおいしくて量もちょうど良かった。毎朝5時ごろに飲みにいくので、フロントとは顔なじみになった。日本のホテルには当然のようにおいてある歯ブラシもなかった。私のトランクには、宿泊して使わなかった歯ブラシの余分が常に一つ二つ入れてあって、それで済ませたが、それがなかったら困ったろう。
メン玉が飛び出るほど高いときかされていたので、ホテルのレストランには行かなかった。が、実際はそれほど高くなかった。朝食は宿泊についていて、展望レストランで食べることができた。すばらしい朝食だった。朝食を食べながらサンドウィッチを作り、バッグに入れた、昼食。
ホテルから会場まで、毎朝歩いて通った。300メートルほどだったと思う。苦にならなかった。
朝食、レストランがオープンするのが6時半、7時には会場に向かった。会場の周りには牧草地が多く、キャンピングカーのサイトや、臨時の駐車場も牧草地に作られていた。
時折、牛が歩いていた。すばらしいロケーションだった。ホテルの向かいはスーパーで、残念ながら撮影に時間がかかったので利用できなかったがレストラン街もあった。
ホテル1日目は、中華。二日目は、向かいのスーパーのサンドウィッチ。三日目は、海戸田君お勧めのイタリア料理店。四日目は、ホテルのレストランで夕食を食べた。中華はチャーハンと焼きそばを頼んだ。
まずまずだった。海戸田君おすすめのイタリア料理は、味付けが濃かった。混んでいて、食事に1時間以上かかったが、店のスタッフがよく世話してくれて楽しかった。その店のスタッフと記念撮影。最後の夜、ホテルのレストランで夕食をした。
最後なので、手伝ってくれたお礼を込めて、女の子たちに大盤振る舞いでメーンディッシュを5皿頼んだが、美味しくなくて余した。料理に脂気が無い。そういえば、スーパーで売っている肉にも脂身はほとんどついてなかった。今回は、そそられるような食材がなかった。