「ノルウェーは物価が高い」 さんざん聞かされた。その通り物価は高かった。マックのハンバーガー1個、日本なら100円、ノルウェーは千円。
ホテルは最初から、宿泊料の安いユースに決めていたのが、それでも1泊6千円程度。日本の感覚から言えば少し高いが、ノルウェーでは圧倒的に安い。ここに6泊した。が、ノルウェーのケネルクラブが、大会期間中の宿泊を抑えていたため、予約には苦労した。結局、Yngveさんにお世話になって大会期間中も連泊することが出来た。もし連泊できなかったら、会場から50キロ離れた別のユースに泊まるつもりだった。そうなったらレンタカーも必要になり、出費もかさみ、運転も必要になった。このユースの4人が泊まれる部屋を借りた。
その部屋に、私と女学生3人が泊まることになった。部屋には、キッチンが付いていた。
コンロが4つと、そのほかに大きなオーブンまであった。当然の事ながら、物価が高いノルウェーなので自炊が始まった。公式トレーニングの前日、希望すれば練習できるようになっており、事前にその場所を調べて見学に行った。
場所は駅の近く、町の中心部に近い公園の一角を区切ってアジ道具が置いてあった。タクシーで会場まで行って会場の下見をし、帰りは歩いて練習会場に戻った。ノルウェーチームの次にイタリアチームが練習していたが見応えがあった。我々にとって自由な日は、この日しかなくお土産を探しながら街を散策した。
一戸一戸の家はとても立派で敷地も広く、日本で言えば豪邸に近い。庭には芝生の広場有り、どの家の庭もきれいに手入れされていた。ただし、いわゆるヨーロッパの歴史を感じさせるような建物は少なく、商店街も小さくて、見所は少なかった。昼食を食べた。ハンバーガーが千円。私はオムレツ、これも千円。日本チームのホテルの迎えに安いスーパーがあると聞いて、そこで買い物をすることにした。