山田 三郎

私の人生で最も付き合いの長かった人
「たった一匹」
私が生まれたとき、同じころ出産予定だった犬と勘違いして、あんな大きな腹してたった一匹!
まだ私が学校に上がる前、当時、氏の訓練所の横にあった池で魚が釣れずに泣いてた私に、目の前で投網でこれでもかというほど魚をとってくれた。
中学時代、ぐれて学校に行かずに、悪仲間とマージャンをしてたところに乗り込んできて、私を連れて帰ってくれた。
1970年、北海道に移って開いた訓練所の開校式で心配になるほど難しい印跡をしてくれて、おかげで見事な追及の実演が出来た。
1980年、訓練の出来ない北海道から冬の間だけということで間借りした熊本まで、いつまでも帰らない私を迎えに来てくれた。
1967年から2015年までは毎年5月の霧ヶ峰で、良く訓練し、良く飲み、本当に良くマージャンをした。
1996年北海道ボランティアドッグの会を作り、救助犬を始めたとき、その開始の試験からボランティアドッグの会最後の試験まで、そしてそれ以降はJKCで原野救助犬も雪崩救助犬もずっと北海道の救助犬に携わっていただいた。
釣りを教えてもらい鉄砲も教えてもらった。
毎年毎年、北海道を釣り歩き、山で鹿を追い、一緒に酒を飲んだ。
私がどんなに過ちを犯しても、いつも私の味方でいてくれた。
もう少し一緒に飲みたかった。
心よりご冥福をお祈りします。

通夜前日29日
葬儀場 30日
通夜 30日
山田宅 31日
セントレア 31日
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