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チャレンジ6日目 ハル

ハル
ハル

10日間のドッグチャレンジに指名されました。愛犬の日常の生活、または誇りに思う瞬間の写真を1枚選択し、毎日アップしてください。コメントは不要です。そして誰かをこのドッグチャレンジに指名して下さい。(10日間の間に毎日、1枚の写真と、1人のチャレンジャーを指名するものです)
6日目 2ショット! ハル

ハルには、アジリティーと救助犬のトレーニングをしました。

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世界戦が終了しました。今回は、海戸田君がいきなりチームAG2席に食い込み、一気に弾みがつきました。さらに初日のチームスモール、葛谷さんとマホちゃんのタイムは圧倒的なものでした。そしてチームの決勝、AGのコース、葛谷さんとマホちゃんはまたしても圧倒的なタイムを出し、日本はスモールクラス2位の表彰台にあがりました。画像は、二日目の最終競技、ウイニングランから進藤さんの胴上げの後の記念写真。

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私は、今から朝食の後、ミュンヘンに向かいます。うちに着くのは、明日の夜deす。

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 トラクターでフィールドを整備する会場。その点はドラハと似ているかも、それが日本勢には追い風になったようだ。
公式トレーニングの開始は朝7時、6時には到着して撮影に備えた。ホテルから会場までは、3~40分。したがって6時半から始まるホテルの朝ごはんは、食えず。公式トレーニングは、ビデオカメラ3台を使って、3人がかかりきりで撮影。結構ハードですが、夕方4時には終了。この日は、晩御飯を作る時間も次の日の朝ごはんを作る時間もあり。

競技1日目は6時半出発、開会式に備える。この日の競技は夜9時近くにまでかかり、データをダビングし、翌日に備えてバッテリーを充電しているとすでに11時は過ぎる。ビデオのバッテリーと、ビデオを録画するためのラップトップのバッテリー、それに携帯とデジカメのも充電が必要。最後のバッテリーは就寝中に充電されるようにセットしておいて寝る。
競技二日目は、7時前に開始、競技も8時を回る。最終日も7時前に競技開始、表彰が終わったのは5時近く。

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会場に集結した、泉北の山口ご一家。久々のお父さんの応援で日本チームは盛り上がった。

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参加者が増え、撮影もハードになりましたが、データも増えました。今回の競技は、ブルーレイで4枚。DVDで8枚になります。編集はすでに終わっていて、ブルーレイの方はマスターディスクも完成しています!DVDもまもなく配布できます。今回は、公式トレーニングもビデオ3台を使い、余さず撮影。公式トレーニングは、コントロールとトレーニングの宝庫。競技では見ることのできない、とんでもないコントロールがたくさん出てきて、とても面白かったです。

近況

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四国の後、関西で1週間ほどセミナー、その後中部のセミナーを二日こなして一旦帰った。北海道に帰った私を持ち受けていた人が、約二人いた。その人たちのつきあいをしながら週末に救助犬試験。

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そしてその翌週末は、最後のアジQ。11月22日にアジリティーをするなんて、本当は北海道では考えられないこと。しかし、このところの温暖化で、北海道も暖か。競技も盛り上がり、終了は暗くなり、今季初のナイターとなった。ただし、私は5時には出発する必要があった。

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あさっての中部SEMIのため、夜7時半のフェリーに乗り、明日の午後新潟から知多まで走らなければならない。風邪気味のところを無理してアジQの放送をしたため、体調は最低。フェリーで、ゆっくり朝酒を飲んで、体調を戻した。

中部SEMIでは、山脇氏にすっかりお世話になった。今頃はフランスだろうか?毎晩酒飲みにつきあわせて申し訳無い思いだ。

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中部SEMIを四日やり、ドラハで二日競技に出て北海道に帰った。帰りのフェリーの朝酒も美味しかった。かえってすぐテレビ台を作った。その後、貯まった仕事を処理したところで、また来客だ。この接待が1週間続いた。そしてその接待の残務処理が二日。ようやく今日、クリエイティブな仕事に取りかかれるようになった。

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日本はもちろんオーソドックスなハンドリングだ。コンタクトも止める。

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ところでこの大会では、ハードルを向こう側から飛ばす、いわゆるオーバーの処理が明暗を分けた局面がいくつかあった。それもどちらかというとオーバーのトレーニングが、マイナスに作用した結果が多かったように思う。

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アルフさんは、かなりアブノーマルな、オーバーを要求するコースを作った。オーバーを要求することで、流れを引き出すコースもできる。

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しかし、流れを阻害してまで、オーバーを要求するコースを造る必要性はどこにあるのだろうか?それに比べベルントさんは、あくまでもノーマルな配置だけを使って、コースの難度を引き上げた。

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そのベルントさんのコースで、オーバーしなくて良いところでオーバーして失格した犬が出た。画像は、スイスの女性ハンドラーのオーバーの処理。最初のハードルを飛んだ勢いに加えて、右足、右手を使って犬を押している。

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  押すことによって、逆方向からの引き戻し(ハードルを向こう側から跳び越える)の動作を引き出しやすい。続く画像には、その後のハンドラーの足の位置が、わかりやすく出ている。ハンドラーはブラインドクロスを使っているが、ウィングの裏に逃げ込むようにポジションし、同時に再度を切り替えた。見事な体の使い方だが、これだけの処理ならリアで十分できるはずである。

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あるいは、一旦先行スイッチで受けておいて、ブラインドクロスを加える手もあるだろう。

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なかなかレポートに取り掛かれません。ご存知のようにクラブとブロックのコンペがありました。台風は回避できたのですが、その後に流れ込んだ寒気によって、大荒れの天気になりました。画像は競技1日目の早朝、日は差しているのですが、大粒の雨が降っています。

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今回は、日が短いのを考慮して、うちでの開催という「伝家の宝刀」を抜いてしまったのですが、正解でした。ビニールハウスが大活躍。

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その後、競技の後片付け。警察犬の大会。救助犬協会の協定。そして今回の仙台です。この週末には徳島のジャッジが控えています。さらにその後は、関西SEMI。そして私もトレーニングがしたい。それでも何とか12月中には、公式トレーニングの編集を終えたいものです。

さて、その公式トレーニング。公式トレーニングは、三つのエリアをそれぞれ1台ずつ、3台のカメラで撮影した。撮影時間は、全部で20時間ほどになる。公式トレーニングは、まさしくトレーニングの宝庫、コントロール(ハンドリング)の宝庫である。様々なトレーニング、様々なコントロールが見えてくる。

ドイツのトレーニングを見ていると、今、ヨーロッパのハンドラーが課題としていることが良く見えてくる。そしてその課題に対するトレーニングもよくわかる。

ハンガリーが済んでイタリア、オリエッタの速いプードルがまた出ている。やはり圧倒的に速い。しかし、コントロールし切れているようには見えない。この犬を別のハンドラーがやっていたらどうなっただろうなどと考えてしまう。イタリアは、エンツォが抜けてまたオーソドックスなハンドリングに戻ってしまった。

イタリアの次は、日本。

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公式トレーニングの朝、我々は暗いうちにユースを抜け出した。駐車する場所がわからなかったが、地下駐車場に入れエレベーターで上に上がった。さて、いよいよ仕事開始。

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公式トレーニングの日は、もっともハードな日だ。3台のカメラで撮影した。スタッフは私を入れて4名だから交代要員は一人。

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交代で休息しながら、朝8時から4時頃まで撮影した。アルファベット順にオーストリアからトレーニングは始まった。会場は例によって三つに分かれ、今回は仕切まであった。

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そのしきりに何頭もの犬がトンネルかと思ってつっこんでいた。ラージでチャンピオンになったリサ・フリックが興味深いハンドリングをしていた。

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  そのハンドリングは今後の主流になっていくのではないだろうか?私は先鋭的なハンドリングと称したが、ラインに割り込むあるいはラインを引き込んで、オーバーランをさせないようにハンドリングする。

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個人ラージ決勝の、ベルントさんのコースでも、要所要所でそのコントロールを見事に使って優勝した。公式トレーニングは、二つに分かれた。この先鋭的なハンドリングを追求するグループと、オーソドックスなハンドリングをするグループだ。

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それにコンタクトを止めるグループと走り抜けをするグループにもわかれた。

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どちらも今のアジリティーにとって、大きなテーマだろう。

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今回のコースは、全般的には、走り抜けに不利だったような気がする。走り抜けをしてもタイムがあがらないコースだったような気がする。逆に確実に止めた方が後が続いたコースが多かったと思う。

続くベルギーは、サリーに代表されるようにオーソドックスなハンドリングだった。サリーは10年以上前から世界戦にでているが、そのころと今とほとんどハンドリングは変わってない。毎年、上位に絡んでくる。

ブラジルは、ハンドリングを追求している。毎年、進化している。南米大会のことを盛んにアピールしていた。昨年、チーム線のラージとスモールを制した。今年はどうなるだろうか?