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2020救助犬認定試験

センチョ

恵庭は、霧雨だったり降ったりやんだり、今日もぐずついたお天気です。ホントなら今日はウィークリーU人セミナーなんですが、今季初の中止!本州からの参加者もいたので、本当に残念です。
画像はセンチョ、救助犬試験を受験すべく、毎日トレーニングしています。試験は10月4日、旭川で行われます。あと2週間、合格目指してガンバ!

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日本はもちろんオーソドックスなハンドリングだ。コンタクトも止める。

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ところでこの大会では、ハードルを向こう側から飛ばす、いわゆるオーバーの処理が明暗を分けた局面がいくつかあった。それもどちらかというとオーバーのトレーニングが、マイナスに作用した結果が多かったように思う。

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アルフさんは、かなりアブノーマルな、オーバーを要求するコースを作った。オーバーを要求することで、流れを引き出すコースもできる。

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しかし、流れを阻害してまで、オーバーを要求するコースを造る必要性はどこにあるのだろうか?それに比べベルントさんは、あくまでもノーマルな配置だけを使って、コースの難度を引き上げた。

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そのベルントさんのコースで、オーバーしなくて良いところでオーバーして失格した犬が出た。画像は、スイスの女性ハンドラーのオーバーの処理。最初のハードルを飛んだ勢いに加えて、右足、右手を使って犬を押している。

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  押すことによって、逆方向からの引き戻し(ハードルを向こう側から跳び越える)の動作を引き出しやすい。続く画像には、その後のハンドラーの足の位置が、わかりやすく出ている。ハンドラーはブラインドクロスを使っているが、ウィングの裏に逃げ込むようにポジションし、同時に再度を切り替えた。見事な体の使い方だが、これだけの処理ならリアで十分できるはずである。

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あるいは、一旦先行スイッチで受けておいて、ブラインドクロスを加える手もあるだろう。

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なかなかレポートに取り掛かれません。ご存知のようにクラブとブロックのコンペがありました。台風は回避できたのですが、その後に流れ込んだ寒気によって、大荒れの天気になりました。画像は競技1日目の早朝、日は差しているのですが、大粒の雨が降っています。

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今回は、日が短いのを考慮して、うちでの開催という「伝家の宝刀」を抜いてしまったのですが、正解でした。ビニールハウスが大活躍。

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その後、競技の後片付け。警察犬の大会。救助犬協会の協定。そして今回の仙台です。この週末には徳島のジャッジが控えています。さらにその後は、関西SEMI。そして私もトレーニングがしたい。それでも何とか12月中には、公式トレーニングの編集を終えたいものです。

さて、その公式トレーニング。公式トレーニングは、三つのエリアをそれぞれ1台ずつ、3台のカメラで撮影した。撮影時間は、全部で20時間ほどになる。公式トレーニングは、まさしくトレーニングの宝庫、コントロール(ハンドリング)の宝庫である。様々なトレーニング、様々なコントロールが見えてくる。

ドイツのトレーニングを見ていると、今、ヨーロッパのハンドラーが課題としていることが良く見えてくる。そしてその課題に対するトレーニングもよくわかる。

ハンガリーが済んでイタリア、オリエッタの速いプードルがまた出ている。やはり圧倒的に速い。しかし、コントロールし切れているようには見えない。この犬を別のハンドラーがやっていたらどうなっただろうなどと考えてしまう。イタリアは、エンツォが抜けてまたオーソドックスなハンドリングに戻ってしまった。

イタリアの次は、日本。

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公式トレーニングの朝、我々は暗いうちにユースを抜け出した。駐車する場所がわからなかったが、地下駐車場に入れエレベーターで上に上がった。さて、いよいよ仕事開始。

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公式トレーニングの日は、もっともハードな日だ。3台のカメラで撮影した。スタッフは私を入れて4名だから交代要員は一人。

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交代で休息しながら、朝8時から4時頃まで撮影した。アルファベット順にオーストリアからトレーニングは始まった。会場は例によって三つに分かれ、今回は仕切まであった。

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そのしきりに何頭もの犬がトンネルかと思ってつっこんでいた。ラージでチャンピオンになったリサ・フリックが興味深いハンドリングをしていた。

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  そのハンドリングは今後の主流になっていくのではないだろうか?私は先鋭的なハンドリングと称したが、ラインに割り込むあるいはラインを引き込んで、オーバーランをさせないようにハンドリングする。

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個人ラージ決勝の、ベルントさんのコースでも、要所要所でそのコントロールを見事に使って優勝した。公式トレーニングは、二つに分かれた。この先鋭的なハンドリングを追求するグループと、オーソドックスなハンドリングをするグループだ。

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それにコンタクトを止めるグループと走り抜けをするグループにもわかれた。

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どちらも今のアジリティーにとって、大きなテーマだろう。

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今回のコースは、全般的には、走り抜けに不利だったような気がする。走り抜けをしてもタイムがあがらないコースだったような気がする。逆に確実に止めた方が後が続いたコースが多かったと思う。

続くベルギーは、サリーに代表されるようにオーソドックスなハンドリングだった。サリーは10年以上前から世界戦にでているが、そのころと今とほとんどハンドリングは変わってない。毎年、上位に絡んでくる。

ブラジルは、ハンドリングを追求している。毎年、進化している。南米大会のことを盛んにアピールしていた。昨年、チーム線のラージとスモールを制した。今年はどうなるだろうか?

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公式トレーニングの日から高級ホテルに移動した。 私は前日、審査員会議の際にすでにホテルを訪れている。トレーニングジム、サウナ、プールなどのフィットネス施設、11階の展望レストラン、バーなどの設備がある。それらを利用することができれば良かったのだが、毎日ビデオ撮影に追われて、利用できたのは、競技最終日、帰国前日の夜だけだった。
プールは屋内と屋外があり、屋内プールはジャグジーのようで、水着着用のスパという印象。屋外プールは、泳ぎ続けている人が何人かいて、フィットネス用。この施設は、ホテルの2階にあって、路上からは見えない仕組みになっているが、部屋からは良く見えた。

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日曜に利用した際、係りの女性から親切に教えられたが、プール側の施設は水着着用、サウナ側の施設は水着を着用しないことになっていた。サウナには、スチームサウナ、フィンランド式サウナ、岩盤浴、死海スパ(体が浮く)など、さまざまなサウナがあり、男女混浴で利用されていた。年配の方もいたが、若い人も多かった。この施設を利用できること自体がひとつのステータスのような印象を受けた。

私は主にプールとフィンランド式サウナを使ったが、タオルを尻の下に敷くように同席した女性から助言された。サウナの外で、裸で体を冷やす人は部屋の窓からもよく見え、女の子たちが騒ぎながら撮影していた。サウナエリアには、専用のエレベーターで部屋から直接行くことができる。

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水着やバスローブのまま、行ける。エレベーターなどには、センサーが設置されていて、ルームキーカードをかざさないと動作しないようになっていて、セキュリティーが保たれている。ホテル内に知り合いが一人いれば、利用できるだろうが、、、

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部屋は広かった。狭いユースから変わったので、その印象は特に強かった。しかし、日本のホテルの感覚からすれば、ずれているところもあった。まず、部屋に湯沸しが無かった。コーヒーをよく飲む私にはつらかった。仕方が無いので、毎朝フロント横においてあるコーヒーメーカーを利用した。

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1杯、1.5ユーロ エスプレッソのダブルがおいしくて量もちょうど良かった。毎朝5時ごろに飲みにいくので、フロントとは顔なじみになった。日本のホテルには当然のようにおいてある歯ブラシもなかった。私のトランクには、宿泊して使わなかった歯ブラシの余分が常に一つ二つ入れてあって、それで済ませたが、それがなかったら困ったろう。

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メン玉が飛び出るほど高いときかされていたので、ホテルのレストランには行かなかった。が、実際はそれほど高くなかった。朝食は宿泊についていて、展望レストランで食べることができた。すばらしい朝食だった。朝食を食べながらサンドウィッチを作り、バッグに入れた、昼食。

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ホテルから会場まで、毎朝歩いて通った。300メートルほどだったと思う。苦にならなかった。

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  朝食、レストランがオープンするのが6時半、7時には会場に向かった。会場の周りには牧草地が多く、キャンピングカーのサイトや、臨時の駐車場も牧草地に作られていた。

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時折、牛が歩いていた。すばらしいロケーションだった。ホテルの向かいはスーパーで、残念ながら撮影に時間がかかったので利用できなかったがレストラン街もあった。

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ホテル1日目は、中華。二日目は、向かいのスーパーのサンドウィッチ。三日目は、海戸田君お勧めのイタリア料理店。四日目は、ホテルのレストランで夕食を食べた。中華はチャーハンと焼きそばを頼んだ。

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まずまずだった。海戸田君おすすめのイタリア料理は、味付けが濃かった。混んでいて、食事に1時間以上かかったが、店のスタッフがよく世話してくれて楽しかった。その店のスタッフと記念撮影。最後の夜、ホテルのレストランで夕食をした。

最後なので、手伝ってくれたお礼を込めて、女の子たちに大盤振る舞いでメーンディッシュを5皿頼んだが、美味しくなくて余した。料理に脂気が無い。そういえば、スーパーで売っている肉にも脂身はほとんどついてなかった。今回は、そそられるような食材がなかった。