2009AWC 5

今回は世界戦終了後に予定が入っていて、終了後に観光する余裕は作れなかった。従って世界戦前に観光しておくように、女の子たちに促した。

09fci_chur1

宿泊したフェルトキルヒは、小国リヒテンシュタインに隣接している古都。ユースには、散策用のウォーキングマップが用意されていた。フェルトキルヒもいいし、リヒテンシュタインもいい。私だったら当然両市内を散策したろう。しかし、女の子たちはフランスだとかイタリアに行きたいと言い出した。

「地のもの旬のもの」を知らないのか?その時にしか味わえないもの、その地でしか手に入らないものを味わう。女の子たちの気持ちのままに行動していたら、世界戦の撮影に支障が出かねない。そこで何とか、片道5時間のイタリアから30分のリヒテンシュタイン観光に切り替えてもらった。しかし、どこで間違えたか(ナビは女子たちだ)、リヒテンシュタインを目指してスイスのクールに着いてしまった。

09fci_chur2

クールはスイスの古都。昨年行ったエストニア同様、昔の街並みがそのまま残っているらしい。その古い街並み:旧市街を訪れた。クールはヨーロッパらしい街だった。

09fci_chur3

一通り、町を歩いてスパゲッティなどの軽食でお昼とした。女の子たちは買い物をした。私も、シャツをひとつ買った。革ジャンのいいのがあったが、帰りのトランクの重量を考えて断念した。チョコレートの専門店があって、チョコレートも買った。

09fci_chur4

ここに来る途中、山の中腹にいくつかの家が見えた。あそこなら、さぞ見晴らしがいいだろうと思われるような斜面に、建てられている。帰り道、そんな山腹に寄り道をした。

09fci_chur5

山道を登っていく。それぞれの家が日本のペンションほどもある。これはオーストリア全般に言えることだが、家がきれいだ。上るにつけ、見晴らしがよくなる。

09fci_chur6

やがて峠を越えたのかトンネルを抜けると、美しい谷があり、鈴をつけられた牛さんが放牧されていた。その鈴の音は結構にぎやかで、離れた丘の上でもよく聞こえた。

09fci_chur7

せっかくなので、山小屋のような店でコーヒーを飲む。きっとハイジの世界に近いのだろう。牧歌的なヨーロッパの山だった。翌日は、ブレゲンツに向かった。フェルトキルヒを北上すると、大会会場のドルンビルンを過ぎ、ブレゲンツに行き着く。ブレゲンツの北はすでにドイツ。ここは、ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタインが隣接している。ブレゲンツは、音楽祭で有名な湖畔の街。

09fci_chur10

何はともあれ、ロープウェイに上った。ロープウェイは、数分で頂上に達する。アルプスだろうか、はるかかなたに圧倒的な高さの山並みが見える。

09fci_chur11

ロープウェイで上るにつけ、湖を見渡す展望が開けてゆく。ここでも印象的だったのは、家がきれいなことだ。日本だと廃材やゴミ、廃車などが倉庫代わりにおいてあるのだが、そういうものがまったくない。

09fci_chur9_2

箱庭のような家ばかりだ。ロープウェイの終点は、公園のようになっていて遊歩道が整備されている。あちこちに野生動物が飼育されていた。

09fci_chur12

鷹匠のショーがー行われていて、しばしそれを見学した。遊歩道は、勾配がかなり急で、ひざの悪い人が苦労して歩いていた。いくつかのルートがあるようだが、われわれは一番ポピュラーなルートだけを歩いて、ブレゲンツの街へ降りた。港でおにぎりを食べた。おにぎりは昨夜作っておいた。

09fci_chur15

おにぎりのおかずは、スーパーでハムとか湯で卵を買った。鳩がおにぎりの味を覚えて、いつまでもついばんでいた。駐車場の時間があるので、アイスクリームを食べて、車に戻った。ドイツをドライブして、ドルンビルンに向かった。

09fci_chur13

ドルンビルンでもロープウェイを見つけそれに乗った。今日はロープウェイ日和だった。ドルンビルンのロープウェイの頂上駅はレストランだった。多くの客がテラスにいて、中にアコーディオンを弾きながら歌を歌っているグループがいた。

09fci_chur14

女の子たちとコーヒーを飲みながら、しばしヨーロッパを味わった。私の観光は今日で終わり、明日はジャッジングセミナー。女の子たちは、チューリヒへ出かけるそうだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *