うちでは通常冬の間は、幅が9m長さが36mのインドアでトレーニングしています。必然的に9mx36mのコースをデザインすることになるんですが、このコースならではの利点と、欠点をご紹介します。
利点
1:立てるのが簡単、道具の移動や座標の立て方が簡単に済む
2:トラップ性が強くスリリングなコースになる
3:シーケンストレーニングに近いコースができやすい
欠点
1:流れがワンパターンになりやすい
2:トラップ性が強くなりすぎる
デザイン上の注意点としいては、
1:安全性=速い犬が安全に走れることが第1条件
速い犬のナチュラルラインをチェックして、壁や他の障害に干渉しないこと
2:スピード=狭いからと言って速い犬が走りにくいコースにならないように、、速い犬が心置きなく全力を出せるように
3:変化:サイドチェンジやハンドリングがワンパターンにならないように
Tag Archives: course design
2023年元旦
2023年静かな元旦
元旦さすがに今日は来校者ゼロ。
万一を考えて、インドア練習場にコースはセットしました。
お正月なので特別に、ウィークリーU人セミナー級のコースです。
セミナーのコースは、使いまわしするので、公開しないのですが、これもお正月なので特別公開。
障害は20までしか置いてなのですが、コース全長は215m。
これがこのコースの特徴をよく表してると思います。
コースは4日まで立ってます。
走るときは、一声かけてください。
出来ればビデオ撮影したい。
5日のウィークリーU人セミナーでコースを変える予定です。
今年は一人きりのお正月!
生まれてこの方、一人きりのお正月は記憶に無い(笑)
オンラインセミナー
コースデザインに関するセミナーを依頼された。
いくつかのサンプルのオリジナルのデザインを手直しして、実際にコースを立てて、走ってみるという企画だった。
走る前に、オンラインでデザイン変更の意図を解説した。
参加者がいるのか危惧したが、想像以上の人が参加してきた。
実際の変更については、以下にアップしておきます。
サンプル1 ノブのAG
ほとんど手直しのいらないコース。
あえてということで一部変更した。
サンプル2はユージのAG
とりあえずサンプルということで、手直しの余地を多く残して作ったようだが、ほぼ完全に別コースになってしっまった。
サンプル3、福永君のコース。
もう少し犬は知らせて、ダイナミックにしていいかなという感じ。
サンプル4 副田氏の息子のデザイン
2回通るハードルがない!
ハードルが多くてやや煩雑なのを直してレベル2
サンプル5 山脇氏のデザイン
これもほとんど修正要らないかなという感じ
回り順を変えてみた。
帰りは羽田の最終便
コロナのご時世で、まともなお店はやってなく、コンビニでお酒とおつまみ。好みのお酒があって、この方が良かった。
コースデザイン1 テーマ
Each FCI course should require a balance of skill and speed.
FCIアジリティー既定の冒頭に出てきます。
スピードとスキルの高い次元でのバランス、これがアジリティーのコースデザインのテーマだと私は考えています。
「どうやってコースをデザインすればいいか。」「コースを作ってみたい。」など、コースデザインの手引に関して、割と問い合わせをいただいています。
それがコースデザインに興味ある人に、何らかのプラスになることを願いつつ、私が持っているコースデザインにかかわる部分をこれから少しづつでも紹介していきたいと思います。
ご不明の点があれば、メッセンジャーか、下記アドレスまでメールをお願いします。
ujin@da2.so-net.ne.jp