10日間のドッグチャレンジに指名されました。愛犬の日常の生活、または誇りに思う瞬間の写真を1枚選択し、毎日アップしてください。コメントは不要です。そして誰かをこのドッグチャレンジに指名して下さい。(10日間の間に毎日、1枚の写真と、1人のチャレンジャーを指名するものです)
4日目 頼りになる男! カズオ
カズオはスクールで生まれました。仔犬のころはとても小さかったんですが、とても大きくなりました。警察犬であり救助犬でもありました。集中力が優れ、作業意欲のとても強い子でした。
シェパードの全国大会:日本訓練ジーガー競技会では、最終競技、物品選別で3回中1回失敗しても優勝というところまで行きましたが、残念ながら2回失敗して、日本一になることが出来ませんでした。
警察犬の全国大会では、追及競技でチャンピオングループに入っています。
カズオはアジリティーでも活躍しました。ボーダーコリーに負けないスピードを誇っていました。
Category Archives: 救助犬
冬の救助犬
今年の北海道は雪が少なく、雪崩救助犬の練習にはつらいところです。今季は、最初からここに雪を積みました。雪崩というよりは、屋根からの落雪想定です。このところの暖気で、雪が一旦解けてとても固い雪になってます。この後、横穴を掘って、人が入れるようにすれば、雪崩の練習が出来ます。ヘルパー歓迎!!!
チャッチャ救助犬服従
今朝のトレーニングは、チャッチャの救助犬の服従。
前進、途中で一旦止めての招呼。高所歩行とシーソー、トンネル、ガレキの歩行。試験は、9月2日。もうひと頑張り!
靴の特訓
北海道の救助犬の試験は、9月の初旬、正確には9月2日に旭川で行われます。今年はチャッチャも受験を予定しています。試験の第1作業服従の最初に登場するのが、救助靴での歩行です。チャッチャは足が小さいのですぐ脱げてしまいます。ただ今特訓中!!!
雪崩救助犬試験
今日は、この時期、恒例の、雪崩救助犬試験。主催は、JKC北海道ブロック訓練士協議会。スタッフも役員も訓練士ブロックの会員の訓練士さんでした。
審査も恒例の山田審査員。毎年、名古屋から来ていただいています。今年は、雪解けが早く心配してましたが、スタッフの訓練士さんのご協力のもと、無事速やかに終了しました。皆さん、ありがとうございました。
暖気のU人セミナー
朝は、気持ちの良い冷え込みだったんですが、昼間は気温が上昇しました。
今日はU人セミナー。救助犬の練習も重なって、ドッグスクールはにぎやかです。すでに解けた水が貯まって、池のようになったところがあります。これが凍るとスケートリンクです。トレーニングできなくなります。そうなると屋内練習場の出番ですね。
雪崩救助犬トレーニング
昨日の雪崩救助犬の訓練の様子。犬はマドナちゃん。マドナちゃんは探すのがとても得意。
救助犬の基礎は、ヘルパーを好きになる事。ヘルパーとは、救助犬の訓練で遭難者役をやる人。ハンドラーと同じぐらい好きにさせることがポイントになります。マドナちゃんは、ヘルパーが大好き。この点は、セラピードッグと共通してますね。
救助犬訓練
雪崩救助犬の基礎訓練です。救助犬では珍しいキャバリアのトレーニングです。ヘルパーを探す事よりも、ヘルパーを好きになることにポイントを置いてトレーニングしています。小型犬なので、不安定な雪の斜面への対応も一つの課題です。
北海道胆振東部地震 2
9月8日 出動二日目
電気が通じ、電話もかかるようになったが、食料の調達など、未だ不便は多かった。1日目に出動できなかった中谷(犬ピコ)ハンドラーと1日目も出動した小野寺(犬アクセル)ハンドラーが出動。現地で9時に待ち合わせ、私と中谷ハンドラーは合流して私の車で行く。9時予定通り、現地で合流、一緒に現場に向かう。今日は交通の障害などを考慮して、昨日とは反対側の道路を使って現場に向かう。途中の道路は陥没したり、段差が出来ていて通行には注意を要した。
反対側から行った方が、現場への接近は容易だった。適当と思われることに車を止め、活動に入る。現場は重機が入り、かなり作業されたようで、前日とは様相が大きく変わっていた。また、全国からの救助犬もかなりの数がいて、使う上でのローテーションが組まれていて、遅れて到着した我々はそのローテーションに入ることが出来なかった。前日と同じ手順で済むと判断したが、災害対策本部に顔を出して状況を聞いておくべきだった。
最初に入った現場は、昨日一番長く滞在した3か所目の現場、この現場の様相が最も大きく変わっていた。現場は地震によって引き起こされた山崩れにより、山裾にあった民家が、山肌にあった森林諸共押し流された状況で、その森林の木が生えたまま,元あった民家の跡を覆い隠していました。昨日は、その流された民家の近辺を探したのですが、結果的に見つかったのは、もともと家が建っていた当たりでした。
救助作業は、伐採用の重機で生い茂る木を切り倒したり、よけたりして場所を確保して、掘削する重機が作業できるようにします。掘削する重機が作業して、生活用品が出てくるなどしたら、救助犬を投入します。その反応を見て、手作業で丁寧に掘っていきます。
救助作業はその繰り返しで、徐々に範囲を広げていきます。これが今回の災害現場で確立された救助のノウハウで、救助犬は、遭難者の発見というよりも、遭難者の場所の特定に、より多くその能力が求められたようです。
私は所用があったので、救助活動のローテーションに加わることが出来ないことが判明した時点で現場を離れました。中谷と小野寺は、3時過ぎまで現場にとどまり、各救助犬チームの活動の様子をつぶさに観察できたそうです。
北海道胆振東部地震
JKC災害救助犬活動報告 2018年胆振東部地震
9月6日 地震当日
朝3時ごろ地震発生、早朝5時にはJKCの大塚さんから自宅待機の連絡が入る。地震は、かなり強い揺れだったが、私のところでは直接的な被害は少なかった。ただし、地震発生後10分程度で停電、前日にも台風による停電があったが、今回の停電は長引きそうな予報が出ていたので、その対策に終日、終始する。
9月7日 出動1日目
前日、自宅待機の要請を受けて、出動の際に動ける人間を確認する。札幌大沢ハンドラー、富良野成毛ハンドラー、登別小野寺ハンドラーが可能とのことで、隊長の私と4名出動することとする。朝、現地厚真町の胆振東部消防本部での現場待機が可能との情報を得て、8時、そこに集合とする。私は朝になって、発電機の1台が不調になったため、その対策に追われ、出発は7時となり、待ち合わせの胆振東部消防本部に8時ぎりぎりに到着する。すでに、成毛、小野寺の2名は到着していた。
消防本部は、全国各地から到着した消防隊で騒然としていて、救助犬出動の経緯を承知している人がおらず、すでに他の救助犬団体が活動している状況を踏まえ、役場に設置されている災害対策本部に直接、活動の指示を仰ぎに行く。
厚真町役場
役場の災害対策本部もかなり混乱していて、なかなか救助犬活動の指示を出せる立場の人間を見つけるのに時間を取られる。吉田副理事長からの紹介された「道の緊急対策室との連絡の経過などを説明し、担当者の氏名を伝えることで、ようやく道から派遣されてきた人が、動いてくれて現地出動の許可となる。私たちは苫小牧消防の下に入り指示を仰ぐように言われる。これが9時15分ごろ。
9時20分ごろには、現場近くに到着するも、現場は片側通行になっていて、車のすれ違いで通行に手間取り、現場の駐車可能なところに車を止めたのは10時頃となった。
早速、大沢ウーロン、成毛サクラ、小野寺アクセル、隊長柳生で活動を始める。
活動に先立ち、ドローンを飛ばして現場の状況を確認する。現場は山裾に沿って10戸程度の家屋が、点在していた後で、山崩れによって山裾の田んぼの中まで家屋は運ばれていた。
10時17分、最初の現場に到着、ここでは警察が救助活動を行っていた。班長と思われる人に、救助犬派遣の経緯を説明すると、この現場で活動して欲しいとのことで早速活動する。
10時25分成毛サクラ活動開始(この部分ビデオあり)10時30分小野寺アクセル活動開始。大沢ウーロンまで、ここで活動するも、顕著な反応には欠ける。10時40分隣で自衛隊が救助活動をしており、ここも班長と思われる責任者の方に話をして、活動する。ここは成毛サクラ。我々の活動が終わるころ航空自衛隊の救助犬が到着する。
当日はやや暑く、犬はやや疲れ気味であった。現場を移動する。11時20分、横倒しになって屋根が大きく見えている家の現場に到着する。ここも班長らしき人に話をすると、横倒しになった家を重機でどけてから、救助犬を使いたいとのことで重機待ち。さらに現場を移動する。
11時30分4番目の現場に到着する。ここにはK9RESCUEDOGのロゴが入った立派な制服を着用した民間のピースウィングという救助犬のグループが活動していた。
ピースウィングの人たちと長い時間ここでの活動に携わっていたようで、救助犬を使っての活動だけではなく、スコップで掘るのを手伝ったりもしていた。我々もここに2時まで滞在し、捜索活動を見学していた。
14時30分、最初に活動した現場に戻ると、重機が入ってかなり掘り進んで様相が変わっており、再度ここで犬を使ってみることにする。成毛さんのサクラと小野寺さんのアクセルが、ここで顕著な反応を見せ、そのあたりを救助隊の人が重点的に捜索することになる。私は最後まで残って様子を見ていたが、見ている範囲では発見に至らなかった。翌日、この現場はなくなっていたので、その後、おそらく発見されたのだろう。